電子書籍を利用する前に

中古で売買が出来ない
持ち運びが出来てスペースや費用の節約になる電子書籍ですが、本そのものを購入している訳ではありません。よって読み終わった後で中古での売却は不可です。紙の本についてはそれによってプレミアが付く。ニッチな本についてはオークションなどで高値が付く場合もあり、それが出来ないのは弱みと言えるでしょう。
マルチデバイスに対応しているサービスがほとんどですが、使っているデバイスが故障した場合、本を読む事は出来ません。電子書籍を利用する場合はメインデバイスだけでは無く、複数のデバイスに対応しているかを確認しておくのが良いでしょう。
試し読みをしても数ページなので、本を購入するまで全く分からないのも電子書籍ならではのデメリットです。
記憶に残りにくいと言われています
紙の本・電子書籍どちらも読んだ事のあるユーザーから「電子書籍で読んだものはすぐに忘れてしまう」という声もあります。画面越しの文字は記憶に定着しにくいのでしょうか?
ライフスタイルによりますが、本を読む時はリラックスしている時がほとんどです。寝る前に読む方と睡眠時にその記憶が定着しやすくなります。電子書籍はブルーライトによって脳が睡眠モードに入りにくくなり、それによって脳が記憶を定着してくれないという事例もあります。
五感を刺激されない点も記憶に残りにくいと言われています。ただ研究結果によるとモニター越しの文字は、長期記憶よりも短期記憶に向いている事が分かっています。用途に合わせて使いわけると良いです。